こんにちは。筆者のユウスケです。普段は造園会社のオーナーとして、狭い庭や中庭、アプローチの植栽計画などを毎日のようにお手伝いしています。
庭クローバーを検討しているあなたは、芝生代わりにしたい、雑草対策をしたい、グラウンドカバーとしてシロツメクサや白詰草を植えてみたい、といったイメージを持っていることが多いかなと思います。一方で、増えすぎて大変にならないか、庭全体がクローバーだらけにならないか、撤去方法はどうするのか、犬と庭で過ごすときに安全なのかなど、不安もありますよね。
実際、クリーピングクローバーのような踏みつけに強い品種をうまく使えば、芝生代わりの気持ちいい庭がつくれますが、管理を間違えると雑草対策どころか、雑草以上に手ごわい存在になってしまうこともあります。日陰への適性、夏場に枯れるリスク、種まきのコツ、庭クローバーを撤去したいときの注意点まで、事前に知っておくほど失敗しにくくなります。
この記事では、造園の現場で実際に庭クローバーを扱ってきた立場から、メリットとデメリット、育て方と管理のコツ、そして庭づくり全体を考えたときの「やめておいた方がいいケース」まで、正直ベースでお話ししていきます。読み終えるころには、自分の庭にクローバーを取り入れるべきかどうか、そして取り入れるならどんなやり方がいいのかが、かなりハッキリ見えてくるはずです。
- 庭クローバーを植える前にチェックしたいポイント
- 芝生代わりや雑草対策としての向き不向き
- 庭クローバーの育て方とトラブル回避のコツ
- 家づくりと合わせた庭計画で後悔しない考え方
庭のクローバーを植える前の基礎知識
まずは、庭クローバーを「植える前」に知っておきたい基本から整理します。メリットだけでなく、撤去の大変さや増えすぎ問題など、あとから後悔しやすいポイントもここでしっかり押さえておきましょう。
庭クローバーを植える前に知ること
庭クローバーは、いわゆるシロツメクサや観賞用クローバーなど、マメ科のクローバー類をグラウンドカバーとして使う考え方です。芝生よりも初期費用が抑えられ、種まきだけで一面を緑にできる一方で、繁殖力が非常に強く、思った以上のスピードで庭全体に広がっていきます。
特に狭い庭や、隣家との距離が近い住宅街では、庭クローバーが境界を越えて出ていってしまうリスクもあります。植える場所をきちんと区切る、レンガや見切材でエリアを分ける、鉢植えやプランターで管理するなど、「どこまで広がってほしいか」を先に決めてからスタートするのが大事です。
また、クローバーは土壌を肥沃にする植物としても知られていて、みかんの木やほかの庭木の足元に混植するケースもあります。ただし、他の植物の根域まで入り込んで競合することもあるので、「相性が良いから何でもOK」とは考えず、植え付け前に全体のバランスをイメージしておきましょう。
庭クローバーを植える前のポイント
- 広がっていい範囲をあらかじめ決めておく
- レンガや縁石でエリアを区切ることを検討する
- 他の植栽との距離や根域の競合を意識する
- 「増えて当たり前」の植物だと理解しておく
庭クローバーのメリットとデメリット
庭クローバーには、グラウンドカバーとして優秀な面と、「植えてはいけない」と言われてしまうくらいのデメリットの両方があります。造園の現場では、ここをしっかり説明したうえで採用するかどうかを一緒に決めることが多いです。
メリットとしては、まず雑草対策。地面をびっしり覆うので、日光が地表に届きにくくなり、他の雑草の発芽が抑えられます。また、マメ科特有の働きで土中に窒素を固定するため、「歩ける緑肥」のようなイメージで土壌改良にもプラスに働きます。白やピンクの花もかわいらしく、子どもが四つ葉を探して遊ぶ姿は、庭ならではの体験ですね。
一方でデメリットは、繁殖力の強さと撤去の大変さです。ランナーや種でどんどん増え、草丈も放っておくと20cm以上になることがあります。密生したクローバーは、ナメクジやダンゴムシなどの隠れ家にもなりやすく、虫が苦手な方にはストレスになることもあります。
庭クローバーの主なデメリット
- 繁殖力が非常に強く、境界を越えて広がりやすい
- 夏場の高温多湿で蒸れて枯れ込むことがある
- 密生すると虫や小動物の隠れ家になりやすい
- 多年草タイプは完全な撤去に時間と労力がかかる
これらはあくまで一般的な傾向であり、地域や土壌環境によって変わります。正確な情報は公式サイトや専門書もあわせてご確認いただき、最終的な判断はお近くの専門家にご相談ください。
庭クローバーは芝生代わりになる?
「芝生は管理が大変だから、庭クローバーを芝生代わりにしたい」という相談はかなり多いです。結論から言うと、「芝生と同じ使い方」はできないけれど、条件次第では良い代替案になる、というイメージが近いです。
クローバーは踏まれることで背丈が抑えられ、横へ広がりやすくなる性質があります。歩く導線や、子どもがよく遊ぶ場所など、踏圧がある程度かかる場所では、芝生代わりとしてかなりきれいに仕上がることも多いです。一方で、あまり人が通らない場所では草丈が伸びやすく、数年たつと「草むら」に見えてしまうこともあります。
スポーツができるような本格的な芝生広場がほしいなら芝生を選ぶべきですが、「適度に歩けて見た目もナチュラルな地表の緑」がほしい場合には、庭クローバーは現実的な選択肢になります。踏圧に強い品種(マイクロクローバーなど)を選び、こまめに刈り込みを入れると、より芝生に近い印象に仕上がります。
庭クローバーで雑草対策は可能か
庭クローバーは、雑草対策としてもよく名前が挙がるグラウンドカバーです。実際、ある程度の雑草抑制効果は期待できます。地面を覆うことで、光を奪い、他の雑草の芽が出にくくなるからです。
ただし、「一度植えたら雑草がゼロになる」というわけではありません。クローバーでは防ぎきれない多年草の雑草や、背の高い雑草は、どうしても表に出てきます。また、クローバー自体が「管理しないと雑草的な見た目になる」側面もあるので、「何もしなくていい庭」ではなく「手間を減らしつつ楽しめる庭」と考えておくのがちょうど良いです。
雑草対策を重視するなら、クラピアや他のグラウンドカバーとの比較も大切です。サイト内では、グラウンドカバーの注意点をまとめた植えてはいけないグラウンドカバーの特徴と対策も紹介していますので、合わせてチェックしておくと選び間違いを減らせます。
庭クローバーが増えすぎる時の対処
庭クローバーで一番多い相談が「増えすぎたのでどうにかしたい」です。増えすぎ対策は、早めに・定期的に・範囲を決めて、が鉄則です。
まず、境界ラインを決めて、そこより外側に出てきたクローバーは、こまめに抜くか刈り込む習慣をつけましょう。特に、レンガや石でつくった見切りの外側に芽が出た時点で対処しておくと、根が太る前に止められます。
クローバーは地表近くを走る茎からも増えるので、スコップや根切り用の道具で「浅く切る」作業を入れるのも有効です。一気に全面を剥がそうとせず、今日はここまでとエリアを分けて進めると、体力的にも精神的にも続けやすくなります。
増えすぎやすい植物の仲間としてのクローバー
狭い庭向けの花や地被植物を紹介している狭い庭を花いっぱいにする育て方でも、クローバーは「何もしなくても増える植物」の代表として挙げられることがあります。放置すると手に負えなくなる前に、計画的な管理を意識しておきましょう。
庭クローバーを撤去する方法と注意
庭クローバーを完全に撤去したい場合は、正直なところ、それなりの根気が必要です。多年草タイプは地下部に養分をためこむため、地上部だけを刈っても、しばらくするとまた芽が出てきます。
最も確実なのは、表土ごと入れ替える方法です。クローバーが密生している部分の土を数センチ単位で剥ぎ取り、新しい土を入れてから、別の植物や芝を張るやり方です。ただし、コストも手間もかかるため、狭い範囲に限定して行うのがおすすめです。
広い範囲の場合は、「いきなりゼロにする」よりも、クローバーのエリアを徐々に縮小しながら、他のグラウンドカバーや砂利、舗装に置き換えていくイメージで進めると現実的です。除草剤を使う場合は、他の植物やペットへの影響に十分注意し、使用前にラベルや公式情報を必ず確認してください。
撤去作業と安全面について
スコップ作業や除草剤の使用は、腰への負担や健康リスクを伴う場合があります。ここで紹介している方法はあくまで一般的な例であり、すべての庭で同じ結果になるとは限りません。正確な情報は公式サイトや製品ラベルをご確認のうえ、判断に迷う場合は造園業者や専門家に相談して進めてください。
庭のクローバーを美しく育てるコツ
ここからは、庭クローバーを実際に育てるときの具体的なコツをまとめていきます。種まき時期や日当たり、夏と冬の管理、犬と遊ぶ庭での安全性など、よくある疑問に造園の現場目線で答えていきます。
庭クローバーの種まき時期と方法
庭クローバーの種まきに適しているのは、春(3〜6月)と秋(9〜11月)です。極端な暑さや寒さを避け、昼夜の気温差が落ち着いてきたタイミングを狙うと発芽が安定します。夏のど真ん中や真冬の種まきは、発芽不良や苗のダメージにつながりやすいので避けた方がいいです。
土づくりとしては、雑草の根や石を取り除き、スコップやレーキでしっかり耕しておきます。水はけが悪い粘土質の土であれば、腐葉土や砂を混ぜて、ふかふかの状態に近づけてから種をまきましょう。
クローバーの種は非常に細かいので、乾いた砂や細かい土とよく混ぜてから、パラパラと均一にまくのがコツです。まき終わったら、ごく薄く土をかぶせ、手や板で軽く押さえて種と土を密着させます。発芽までは、表面が乾かないように、霧吹きややさしいシャワーで水を与えてあげてください。
庭クローバーが夏に枯れる原因
庭クローバーは比較的タフな植物ですが、日本の夏のような高温多湿は少し苦手です。よくあるのが、「夏に一気に茶色くなった」「梅雨明け後に枯れたように見える」という相談です。
原因の多くは、蒸れと水はけの悪さです。密生したクローバーの中に湿気がこもると、根腐れや葉の病気が出やすくなります。特に、風通しの悪い場所や、雨が溜まりやすい低いエリアでは、枯れ込みが目立ちやすくなります。
対策としては、梅雨入り前や梅雨の合間に、軽く刈り込んで風通しを良くし、必要であれば株を間引いて密度を落とします。土が常にベタベタの状態にならないように、排水経路を確保したり、雨の当たり方を工夫するのも効果的です。表面が枯れても根が生きていれば、秋以降にまた新芽が出てくるケースも多いので、慌てて全部を剥がしてしまわず、様子を見ながら部分的にケアしていきましょう。
庭クローバーは日陰でも育つ?
「うちの庭は日陰が多いけど、庭クローバーは大丈夫?」という質問もよくいただきます。クローバーは、半日陰くらいまでなら十分に育つことが多いです。午前中だけ日が差す場所や、木漏れ日が入るような庭なら、グラウンドカバーとして十分機能してくれます。
ただし、ほぼ一日中日が当たらないような完全な日陰だと、葉色が悪くなったり、間延びして見た目がだらしなくなったりすることがあります。その場合は、日陰に強い別のグラウンドカバー(ヒメイワダレソウなど)とエリア分けして併用するのも一つの方法です。
また、日陰側では乾きにくく、逆に過湿になりやすいので、水やりを控えめにし、風通しを確保することを意識してください。日向と日陰で同じペースで水を与えると、日陰側だけ調子を崩すこともあります。
庭クローバーは犬と庭に安全か
ペットと暮らしているご家庭では、「犬が庭クローバーをかじっても大丈夫?」という心配もありますよね。一般的に、クローバー自体は犬や猫に対して強い毒性がある植物ではないとされています。実際、ドッグランのグラウンドカバーとして使われるケースもあり、柔らかい足触りでペットにも好まれることが多いです。
とはいえ、どんな植物でも「大量に食べればお腹をこわす可能性がある」点は同じですし、個体差もあります。「勝手にむしゃむしゃ食べさせる」のではなく、「庭で遊んでいるときに一部を口にしてしまう程度」にとどめるイメージで見守るのが安心です。
また、犬がよく通る導線では、クローバーが踏まれてちょうどいい高さに保たれますが、トイレとして使う場所になると、尿のかかり具合によっては一部が枯れたり黄ばんだりすることもあります。気になる場合は、砂利エリアや舗装スペースと組み合わせて、トイレ用のゾーンを別に用意してあげると管理しやすくなります。
ペットと植物の安全について
ここで紹介している内容は、あくまで一般的な傾向に基づいた目安です。持病のあるペットや、体質に不安がある場合は、事前にかかりつけの獣医師に相談のうえ、庭づくりを計画してください。最終的な判断は、必ず飼い主さんご自身と専門家のアドバイスをもとに行いましょう。
庭クローバーで理想の庭づくり综合まとめと庭のクローバー総括
ここまで、庭クローバーのメリットとデメリット、芝生代わりとしての使い方、雑草対策としての現実的な効果、育て方や夏越し・日陰のコツ、犬と庭の安全面まで、一通りお話ししてきました。改めて整理すると、庭のクローバーは「正しく場所と育て方を選べば、とても心地いいグラウンドカバー」という位置づけになります。
狭い庭や中庭、アプローチまわりなどでは、鉢植えや縁取りの中に庭クローバーを使い、増えすぎをコントロールしながら楽しむのが特におすすめです。シロツメクサの種類や花言葉については、より詳しくまとめた白爪草の花言葉とクローバーの種類解説も参考にしてみてください。
そして、これから家づくりそのものを考えている場合は、建物と庭をセットで計画するかどうかで、庭クローバーの使い方も大きく変わります。例えば、積水ハウスで新築を検討している方であれば、庭の計画やグラウンドカバー選びも含めて、最初から相談しながら進めた方が、後からのやり直しコストを大きく減らせます。
積水ハウスで家と庭をまとめて考えるなら
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問い合わせフォームで紹介コード「CC4406」を入力しておくと、優遇ルートが適用されやすくなります。コードを書き忘れると、割引や担当者面でのメリットが反映されない場合があるので、忘れず入力しておいてくださいね。
積水ハウスや家づくり全般については、積水ハウス特化YouTubeチャンネルも参考になります。動画でイメージを掴みたい方は、積水ハウス特化YouTubeチャンネルもチェックしてみてください。
庭のクローバーをどう活かすかは、「どんな暮らしをしたいか」とセットで考えると決めやすくなります。将来、家族構成が変わったり、ライフスタイルが変わっても困らないように、家と庭をトータルでイメージしながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。
この記事の内容は、造園の現場での経験をもとにした一般的な目安です。お住まいの地域や土地条件、家づくりの状況によって最適な選択は変わります。正確な情報は公式サイトや専門家の解説もあわせて確認し、最終的な判断は必ず専門家に相談しながら進めていただくことをおすすめします。
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