こんにちは。観葉植物のある暮らし、運営者の「ユウスケ」です。

お庭の目隠しフェンスを探していると、SNSや施工事例でよく見かけるグローベンのプラドフェンスにたどり着く方も多いですよね。天然木のような温かみと上質な木目調のデザインがあって「うちの庭にも設置したいな」と憧れる反面、外構工事は決して安い買い物ではないので、グローベンのプラドフェンスのデメリットや失敗に関する評判が気になっている方も多いのではないでしょうか。また、実際の施工説明書をネットで検索して見てみると、専門用語が並んでいて難しそうに感じたり、設置にかかるトータル費用や、何十年も雨風にさらされた場合の耐久性がどのくらいなのか、不安に思ったりすることもあると思います。

この記事では、僕自身が庭づくりについて色々と調べていく中で見えてきた、プラドフェンスの本当の姿や、設置前に絶対に知っておきたい注意点などを、造園技能士の知見も交えながらわかりやすくまとめてみました。カタログのいいところだけでなく、リアルな弱点も含めて解説していくので、少しでも皆さんの不安を解消して、理想のお庭づくりのお手伝いができれば嬉しいです。

  • プラドフェンスの実際の費用感と高いコストパフォーマンスの理由
  • 樹脂素材ならではの耐久性と経年変化の実態
  • 施工の難しさやDIYをおすすめしない明確な理由
  • 基礎工事の重要性や失敗を防ぐための業者選びのコツ

プロが語るグローベンのプラドフェンスのデメリット

プラドフェンスを検討する上で、まずはその特徴や価格、そして長く使っていく上でのリアルな実態を知っておくことが大切ですね。プロの造園業者さんたちも指摘する、費用面や耐久性といった基本的な情報と気になるデメリットについて見ていきましょう。

ユウスケ流!プラドフェンスの費用と初期価格

お庭づくりを考えるとき、デザインの次に一番気になるのがやっぱりお金のことですよね。プラドフェンスは、ポリエチレンなどの樹脂(プラスチック系の人工木)と、細かく砕いた木粉を絶妙なバランスで混ぜ合わせた「複層合成木材」という非常に特殊で高度な素材でできています。この構造により、プラスチック特有の安っぽさを消しつつ、木の風合いを出しているのですが、初期費用だけを見ると、ホームセンターなどで安価に手に入る天然木のソフトウッド(杉材やSPF材など)と比べると、どうしても高くなってしまう傾向にあります。これが、予算をなるべく抑えたいと考えている方にとっては、最初のハードルでありデメリットに感じられる部分かもしれません。

例えば、DIYでよく使われるSPF材などであれば、数千円からフェンスの材料を揃えることができます。しかし、プラドフェンスは工業製品として緻密に作られているため、材料費だけで数万円から十数万円の投資が必要になります。「ただの目隠しにそんなにお金をかけるべきなのか?」と悩むお気持ち、とてもよく分かります。外構の打ち合わせをしていると、金銭感覚が麻痺してきそうになりますよね。

初期費用とランニングコストの逆転現象

しかし、外構リフォームにおいて費用を考える際は、設置時に支払うお金(イニシャルコスト)だけでなく、設置後10年、20年とかかる維持費(ランニングコスト)を含めたトータルで計算することが非常に重要です。ソフトウッドは材料費が安く済みますが、雨風や強烈な紫外線による劣化が非常に早く、シロアリの被害を防いだり腐食を遅らせたりするために、防腐剤の塗布やペンキ塗りのメンテナンスが毎年のように必要になります。

この毎年のペンキ塗り、想像以上に過酷です。まず表面の汚れを落とし、古い塗膜をサンドペーパーで削り落とし、周囲をマスキングテープで養生し、そこから防腐塗料を2度塗りする……。貴重な週末が丸2日潰れてしまうだけでなく、塗料代やハケ代だけでも毎回1万円近く飛んでいきます。業者に依頼すれば、足場代や人件費で数万円単位の出費が定期的に発生します。もし手入れを怠って木が腐ってしまえば、撤去費用と新しいフェンスの設置費用で、結局最初の倍以上のお金がかかってしまうことになりかねません。

炎天下で天然木フェンスのペンキ塗りメンテナンスをする男性のイラスト
フェンスの素材初期費用の目安メンテナンスの手間・費用期待できる寿命
ソフトウッド(杉など)安い毎年〜2年に1度の塗装が必要(高コスト)約3〜5年(手入れ次第)
ハードウッド(ウリンなど)非常に高いほぼ不要(経年で激しく変色・ささくれ)20年以上
アルミ(木目調ラップ)高い不要(水洗い程度)半永久的
プラドフェンス(樹脂)中程度不要(水洗い程度・再塗装不可)15〜20年以上

初期費用と長期的なコストの考え方

ソフトウッドは材料費が安く済みますが、毎年のようにペンキ塗りのメンテナンスが必要です。一方、プラドフェンスは設置してしまえば塗装の手間が一切かかりません。

上記の表を見ていただくと分かる通り、5年、10年というスパンで考えると、メンテナンス費用と労力が一切不要なプラドフェンスの方が、結果的にトータルの出費を安く抑えられる可能性が極めて高いんです。天然木の中でも「ウリン」や「イペ」といったハードウッド(アイアンウッド)を選べば腐りませんが、こちらは初期費用がプラドフェンス以上に跳ね上がり、さらに経年変化で細かい「ささくれ」が出やすいため、お手入れのしやすさという点ではプラドフェンスに軍配が上がります。ハードウッドのような超高額な初期投資も必要なく、バランスの取れた価格帯と言えますね。ただし、ここでご紹介する金額感はあくまで一般的な目安に過ぎません。お住まいの地域の気候や地盤によっても基礎工事の費用が変わってくるため、実際の費用は複数業者に見積もりを取って比較してみてくださいね。

実際の評判に見る高いコスパの真実と職人の声

実際にプラドフェンスを設置した方や、日々現場で施工にあたっている職人さんの評判を色々と調べてみると、「デメリットもあるけれど、それ以上にコスパが良い!」「他のお宅にも絶対におすすめしやすい建材だ」という声がとても多いことに驚かされます。一般的に、樹脂製の木目調フェンスといえば、有名メーカーのものをカタログで見ると「うわっ、高すぎる…」と諦めてしまうほどの価格帯であることが多い中で、なぜプラドフェンスはこれほどまでに業界内で評価が高いのでしょうか。

後発メーカーならではの「賢いコストカット」戦略

先ほどもお話ししたように初期費用はある程度かかりますが、LIXILやYKK APといった他の超大手有名メーカーが展開している同等クラスの樹脂フェンス(人工木フェンス)と定価ベースで比べてみると、実は約1割ほど安い価格設定になっていることが多いそうです。この「たった1割の差」と侮るなかれ。数十メートルにわたって何十枚も板材を使う外構フェンス工事においては、この1割の差が最終的な見積もりで数万円から、規模によっては十数万円の差になって表れます。なぜこれほど安いのかというと、グローベンというメーカーが樹脂フェンス市場において「最後発(後出しジャンケン)」の強みを最大限に活かしているからです。

実は、10年ほど前に出回り始めた初期の樹脂フェンスは、夏の強烈な暑さで板がぐにゃぐにゃに曲がってしまったり(熱膨張)、冬の寒さで縮んで割れてしまったりと、業界内で「樹脂フェンスはクレームの温床だ」と敬遠されていた時期がありました。グローベンは、先行して発売された他社製品が市場で引き起こしたそうした失敗やクレームの要因を徹底的に研究し、どうすれば日本の過酷な四季の温度変化に耐えられるかを長年分析し続けました。その結果、板の厚みを思い切って分厚くしたり、芯にアルミの形材を組み込んだりして、絶対に反らない構造を確立してから満を持して「プラドフェンス」を世に送り出したのです。

さらに、価格を抑えるために、製造ラインをシンプルに保つ工夫をしています。カラーバリエーションを無闇に増やさず、日本の住宅に最も合う数色に絞り込むことで在庫管理コストを削減し、過剰なテレビCMなどの広告費を抑えることで、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しました。決して「材料の品質を落として安くしている」わけではなく、「無駄を徹底的に削ぎ落として安くしている」というのが真実なんです。

プラドフェンスが適正価格を実現している理由(色数の厳選、製造の単純化、広告費の削減)

現場の職人さんたちからも、「天然木のように一枚一枚重さや反りなどのクセが違う素材と違って、プラドフェンスは工業製品だから寸法精度が高く、品質が安定していて現場で非常に扱いやすい」と評判です。毎週末にフェンスの防腐処理に追われてヘトヘトになることなく、ゆっくりとウッドデッキでお茶を飲んだり、観葉植物のお手入れを楽しんだりできるのは、忙しい現代人にとって本当に大きなメリットだと思います。コストパフォーマンスの高さは、単なる製品の安さだけでなく、あなたの「貴重な休日という時間」を買い戻す価値でもあるんですね。

豆知識付!樹脂の優れた耐久性と実際の寿命

プラドフェンスの最大の魅力であり、多くの方が天然木から乗り換える理由が、その優れた耐久性にあります。人工木とはいえ内部には木粉が練り込まれているのですが、プラドフェンスの表面は「高密度ポリエチレン樹脂」という非常に水に強い素材でしっかりとコーティング(複層構造)されています。このコーティング技術により、雨水を内部に一切染み込ませず、木材を腐らせる原因となる「腐朽菌」の繁殖や、黒カビの発生を物理的にシャットアウトしてくれます。天然の木材が腐ってしまう最大の原因は「内部に滞留する水分」ですから、これを表層で遮断できる構造は非常に理にかなっています。

樹脂フェンスの豆知識

天然木のような「経年による表面のささくれ」や「割れによるトゲ」が発生しないため、小さなお子さんが庭で走り回ったり、ペットのワンちゃんがフェンスに体を擦り付けたりしても怪我をする心配がありません。手で直接触れても滑らかで安全です。

避けられない「経年退色」という物理的限界

ただ、どんなに優れた最新の樹脂素材でも、365日屋外で過酷な風雨にさらされ、真夏の強烈な太陽光を浴び続ける以上、永遠に新品のまま劣化しない魔法の素材というわけではありません。長期間にわたって強い紫外線を浴び続けることで、初期の鮮やかな色合いから少しずつ色が抜け、薄くなっていく「経年退色(白ボケ)」は、現在の樹脂素材の化学的な限界として避けられないデメリットです。特に「オークブラック」や「マホガニー」といった濃い色合いの板材ほど、紫外線の影響を吸収しやすく、数年〜10年経過した際の色味の変化が視覚的に認識されやすい傾向があります。

天然木にペンキを塗った時のように、表面の塗膜がボロボロと剥がれ落ちてきたり、触ると手に白い粉がつく「チョーキング現象」が激しく起きたりするような無惨な劣化はしませんが、全体的にワントーン明るく、少し白みを帯びたような落ち着いた色へと変化していきます。そのため、設置する際は何十年もショールームで見た新品のままの色を保てるという過度な期待はせず、「年を経るごとに少しずつお庭の風景に風合いが馴染んでいくもの」「上質なジーンズの色落ちのように経年変化を楽しむもの」として受け入れるのが、後悔しないためのメンタルセットかなと思います。

万が一、土埃などで汚れてしまった場合でも、中性洗剤を含ませた柔らかいスポンジでサッと水洗いするだけで簡単に綺麗になります(※高圧洗浄機は表面を傷める可能性があるので近づけすぎには注意が必要です)。耐久性自体は15年〜20年以上と非常に長寿命であることが期待されているので、フェンスとしての構造的な寿命と、表面的な色の変化(エイジング)は分けて考えるのが正解ですね。メンテナンスフリーで長期間プライバシーを守ってくれる頼もしい相棒になってくれるはずです。

造園術!プラドデッキ併用で叶える美しい庭

お庭全体のデザインを考える上で、造園に関わる僕が個人的に強くおすすめしたいのが「プラドデッキ」との併用です。プラドフェンスと同じグローベンから展開されている、複層合成木材を使ったウッドデッキのシリーズですね。せっかくお庭をリフォームするなら、フェンス単体で考えるのではなく、床面(デッキ)と壁面(フェンス)という空間全体の繋がりを意識すると、仕上がりの満足度が劇的に変わります。

統一感がもたらすリビングエクステンション効果

フェンスとデッキの素材、そして色味を完全に同じブランドで揃えることで、お庭全体に圧倒的な統一感が生まれます。これによって、家の中から掃き出し窓越しに庭を見たときに、リビングのフローリングがそのまま外まで続いているかのような「リビングエクステンション(空間の拡張)」効果が得られるんです。視線が外へとシームレスに抜けるため、実際のお庭の面積以上に空間が広く感じられ、まるでおしゃれなカフェのテラスや、高級リゾートホテルのような洗練された雰囲気を演出できます。

さらに、プラドシリーズの表面には、あえて「サンディング加工(紙やすりがけ)」が施されています。安価なプラスチック製品にありがちな不自然なテカリや金属的な光沢がなく、光を柔らかく乱反射するマットな風合いに仕上がっているため、僕たちが愛してやまない観葉植物や、ユーカリ、オリーブといったお庭のシンボルツリーの有機的なグリーンとの相性が抜群に良いんです。緑の葉が、フェンスのマットな木目調を背景にすると本当に美しく映えます。

しっかりとした高さの目隠しフェンスで、外を通る人からの視線というプライベートな空間を脅かすノイズを遮断しつつ、その内側でプラドデッキに腰掛けてお気に入りの植物たちに水をやる……。休日の朝、そんな風に自分だけの庭でコーヒーを飲む生活を想像してみてください。プラドフェンスとプラドデッキの組み合わせは、単なる外構工事を超えて、暮らしの質そのものをワンランク引き上げてくれる素晴らしい造園術だと思います。

ただ、せっかく美しく仕上がったウッドデッキやお庭も、夜になると真っ暗でせっかくの雰囲気が台無しになってしまうことがあります。かといって、本格的な照明を入れようとすると……。

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こうした手軽なアイテムを組み合わせることで、昼夜問わず癒される完璧なボタニカル空間を作ることができます。さらにガレージやお庭全体の管理について深掘りしたい方は、こちらの【決定版】ガイドも参考にしてみてくださいね。

プロ直伝。引き算で考える外構リフォーム

僕自身、いろいろな植物やかっこいいガーデングッズを見ていると、つい「あれもこれも」とお庭に詰め込みたくなってしまいます。「どうせ目隠しフェンスを付けるなら、絶対に外から見えないように一番高い2メートル以上のものを、庭をぐるっと隙間なく囲むように全面に設置しよう!」と意気込んでしまう方も多いのではないでしょうか。でも、プロの造園業者さんやエクステリアプランナーのお話を聞くと、実は庭づくりにおいては「引き算」の考え方がとても重要なんだそうです。

引き算の庭づくりとは?

憧れのデザインや過剰な防犯意識だけで決めるのではなく、自分たちの今のライフスタイルや、将来のメンテナンスにかかる時間・費用をリアルに想像して、不要なものを省いていくことです。

必要な場所に必要なだけ設置する勇気

庭全体を高く囲むデメリットと、必要な場所だけを高くする引き算の設計術を図解

プラドフェンスはメンテナンスの手間を「引き算」してくれる素晴らしいアイテムですが、設置の規模そのものも引き算で考えてみましょう。例えば、高さ2メートルのフェンスを全面に張り巡らせると、確かに外からの視線は完全にシャットアウトできますが、同時に庭の中への風通しが極端に悪くなり、日当たりも悪化して植物が育ちにくいジメジメとした環境になってしまう可能性があります。

また、フェンスが高くなればなるほど、風の抵抗(風圧荷重)をモロに受けるため、それを支えるための柱を太くし、基礎工事のコンクリートを何倍も大きく深く掘らなければならず、結果として費用が跳ね上がってしまいます。「リビングの窓の正面だけ高くして、隣家との境界線は腰の高さにする」「視線が気になる角度だけ板の隙間を狭くし、風を通したい部分は広くする」といったように、本当に目隠しが必要なポイントを見極めることが大切です。冷静に考える時間を持つことで、不必要な材料費や基礎工事費を大幅に削減(引き算)し、その浮いた予算で素敵なシンボルツリーをお迎えしたり、質の高い土を入れたりする。これが、後悔や失敗をしないスマートな外構リフォームのコツですね。

さらに、全面を高いフェンスで囲ってしまうと、「外から見えない=一度侵入した泥棒も外から見えなくなる」という、防犯上の大きな死角を生み出してしまうパラドックス(矛盾)が発生します。せっかくプライバシーを守ったのに、不安が残っては意味がありませんよね。

高いフェンスで死角ができると空き巣に狙われやすくなるリスクがあります。まずはプロに最適な設置場所を提案してもらうだけで、心理的な安心感が違いますよ。コミコミ価格で追加費用不要なので、防犯対策の第一歩としておすすめです。
空き巣・いたずら対策に【防犯カメラ設置110番】

「フェンスは低く抑えて風通しを良くし、防犯はカメラで補う」といったように、機能を引き算して別の手段で補うことで、より快適で安全なお庭を作ることができます。

失敗を防ぐグローベンのプラドフェンスのデメリット

製品の素材自体は素晴らしく、長期的なコストパフォーマンスにも優れているプラドフェンスですが、設置の仕方や事前の計画を間違えてしまうと、施工後わずか数年で大きなトラブルにつながることがあります。ここからは、実際の施工面や業者選びの観点から見たグローベンのプラドフェンスのデメリットと、その失敗を未然に防ぐための具体的なポイントをお伝えしますね。

施工説明書が求める厳しい条件と現場のリアル

プラドフェンスを安全に、そして美しい状態で長持ちさせるためには、メーカーであるグローベンが定めた施工説明書を厳密に守る必要があります。プラドフェンスの施工における最大のデメリットであり、最も気を付けなければならないのが「熱収縮」という物理現象への対策です。

熱収縮によるリスク

樹脂素材は、季節の寒暖差や昼夜の温度変化によってミリ単位で伸び縮み(熱膨張と収縮)を繰り返します。そのため、角の部分(コーナー)などを施工する際は、板と板の間に必ず10mmの隙間(クリアランス)を空けるよう指定されています。

隙間を許容できるかがデザインの分かれ目

意匠性やデザインにこだわる方にとって、「せっかく木目調の綺麗なフェンスをL字のコーナーで綺麗に合わせたいのに、間に1センチも隙間を空けなければならないの?」と、このクリアランス指定を視覚的な大きなデメリットに感じるかもしれません。大工さんが作る天然木のフェンスのように、隙間なくピッタリとくっつけて(留め継ぎなどで)連続した美しさを出したいというお気持ちはとてもよく分かります。

しかし、現場のリアルとして、この10mmの隙間をデザイン優先で無視して施工してしまうと大変なことになります。真夏の強烈な直射日光を浴びて板材の表面温度が60度近くまで上昇した際、樹脂は強烈に膨張します。その時、逃げ場となる隙間がないと、板同士が激しく突き合ってフェンス全体が大きく湾曲(反り)してしまったり、最悪の場合は固定しているビスの周辺からバキッと音を立てて割れて破断してしまったりする危険があるのです。この10mmの隙間は、フェンス自体の命を守るための「熱の逃げ道」であり、絶対に守らなければならない絶対条件なんですね。

「どうしても隙間が気になる」という場合は、コーナー部分の手前に背の高い植栽(シマトネリコなど)を配置して視線を自然に散らしたり、コーナー用の専用アルミ部材を使って隙間を裏側から隠す構造にしたりと、造園的な工夫や部材の選び方で十分にカバーできます。素材の特性を正しく理解し、それに逆らわない設計をすることが長持ちの秘訣です。

複雑な施工とDIYの技術的障壁の真実とは

近年、YouTubeやInstagramなどの影響でDIYが一大ブームになっており、「材料だけネットの建材屋で安く買って、休日に自分で組み立てれば施工費が丸々浮く!」と考える方も多いと思います。確かにソフトウッドのフェンスであればDIYも楽しいですが、結論から言うと、プラドフェンスに関しては「初めてのDIYには絶対に向いていない」と断言できます。これも、手軽に庭をいじりたい層にとっては、導入を検討する上での見逃せないハードル(デメリット)の一つです。

熟練の職人でも気を使う繊細な加工

プラドフェンス施工時の注意点である熱を逃がす10mmの隙間と動きに余裕を持たせる6.5mmの下穴

フェンスの板材をアルミの支柱にビスで固定していくわけですが、ただインパクトドライバーでバリバリとネジを打ち込めばいいという単純なものではありません。ここでも先ほどの「熱収縮」という厄介な問題が絡んできます。

板材が熱で伸び縮みした際に、固定しているビスがその動きを完全に押さえつけてしまうと、熱の力に負けて板が割れてしまいます。それを防ぐため、施工説明書では「φ4mmのビスを打つ前に、必ず板材側にφ6.5mmという一回り大きな下穴をあけること」が義務付けられています。これにより、板が伸縮した際にビスの周りでわずかに「遊び(スライドできる余裕)」が生まれる構造になっています。さらに、ビスを締め付ける際も、電動工具で強く締めすぎると遊びが無くなって割れの原因になるため、手首の感覚で止めるような絶妙なトルク管理(力加減)が求められます。

プラドフェンス施工時の注意点である熱を逃がす10mmの隙間と動きに余裕を持たせる6.5mmの下穴

お庭の広さにもよりますが、数十枚、距離によっては百枚を超える板材のすべてに対して、寸分違わぬ正確な位置にミリ単位の印をつけ、下穴をあけ、均等な力加減でビスを打っていく作業……。これは、毎日現場に出ているプロの職人さんであっても非常に神経を使うほど複雑で根気のいる作業です。さらに、プラドフェンスは頑丈に作られているため板材1枚1枚が非常に重く、一人で水平を保ちながら支えて固定するのは至難の業です。専門知識のない一般の方が、カタログの図面から必要な部品(スペーサーやジョイント、専用ビスなど)の数を正確に拾い出し、寸法のロスなく切り分けるのも非常に難しいでしょう。安全面や最終的な仕上がりの美しさ、そして材料を無駄にしてしまうリスクを考えると、DIYで無理をして後悔するより、ここは潔くプロの業者にお任せするのが最も確実で賢い選択かなと思います。

豆知識。マージンによる失敗を防ぐ業者選び

ネット上の口コミで「プラドフェンスを検討したけど、見積もりが高すぎて諦めた」「費用面で失敗した!」というネガティブな声を見かけることがあります。しかし、これの多くはフェンス自体の製品価格が高すぎるからではなく、実は「業者選びの構造(商流)」に原因が隠されていることが非常に多いんです。

中間マージンに注意

新築の際などに、家を建てたハウスメーカーや工務店へ外構工事もすべて一括でお任せすると、ハウスメーカーから下請けの造園業者・エクステリア業者に仕事が流れるため、多額の「中間手数料(マージン)」が上乗せされ、見積もりが不当に高額になりがちです。

賢い発注で数十万の差が出ることも

例えば、本来なら材料費と施工費を合わせて60万円で適正にできる工事が、ハウスメーカーを経由するだけで30%〜40%の紹介料や管理費という名目のマージンが乗り、お客様の手元に届く見積もりが100万円近くになってしまうケースは、業界の常識として当たり前のように存在します。お客様からすれば「プラドフェンスって100万もする超高級商品なんだ、うちには無理だ」と誤解してしまいますよね。

住宅メーカー経由と専門業者へ直接依頼した場合の中間マージンと費用の比較

こうしたコスト的な失敗を防ぐためには、家の間取りが決まった段階など、なるべく早い時期から「外構専門の業者さん」や「地元の造園業者さん」に直接相談し、ハウスメーカーとは別に契約を結ぶ「分離発注」を検討してみてください。無駄な中間マージンをカットできるだけでなく、植物や庭づくりの専門家ならではのプロ目線の提案を受けることができます。同じ予算でも、より強度の高いグレード(例えば厚み22mmのプラド/richなど)を選ぶことができたり、浮いたお金で良質な土壌改良材を入れたりと、結果的に満足のいく仕上がりになることが圧倒的に多いですよ。新築時の外構で失敗しないための担当者選びの秘訣については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

自分で優良な業者を探し回るのは大変ですし、ハウスメーカー任せだと高額な中間マージンを取られるリスクがあります。まずはWEBから無料出張見積もりを依頼して、適正な相場を知ることから始めてみませんか?最短5分で折り返しがあり、フェンス設置の実績も豊富なので安心してお任せできますよ。
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職人技!熱収縮と重量増に対する基礎の対策

プラドフェンスは、過去の樹脂フェンスの弱点であった「反り」や「歪み」を克服するため、素材の樹脂と木粉の配合を見直したり、上位モデルに至っては板の厚みを従来の7mmから22mmへと大幅に分厚くしたり、高尺用には内部にアルミの芯材を入れたりと、徹底的な剛性アップを図っています。しかし、その結果として生じた避けては通れない物理的なデメリットが「フェンスの板材自体の重量がかなり重くなっている」という点です。

基礎工事の重要性と見えないコスト

フェンスの板が重くなるということは、それを直接ビスで支えるアルミの柱や、地中に埋めて固定するコンクリートの基礎に非常に大きな負荷がかかるということです。目隠しフェンスは隙間が少ない構造上、台風などの強風が吹くとヨットの帆のように風の力(風圧荷重)をモロに受けます。そこに重い自重が加わるため、生半可な基礎では根元からポッキリと折れたり、基礎ごと倒壊してしまいます。

ブロック塀への後付けには要注意

重いフェンスを支えるための独立基礎工事の重要性と、古いブロック塀へ設置する倒壊の危険性

「今ある古いコンクリートブロックの上に、DIYで安くプラドフェンスを立てよう」と考えている方は特に注意が必要です。重量のあるプラドフェンスを既存のブロック塀(特にヒビが入っていたり、鉄筋が十分に入っていなかったりするもの)の上に立てることは、構造的に非常に危険な場合が多く、多くの場合、ブロック塀の手前や奥の地面に直接深い穴を掘って、巨大なコンクリートの塊を流し込む「独立基礎」というしっかりとした大掛かりな工事が求められます。

既存のブロック塀に重いフェンスを後付けすることは地震や強風時の倒壊リスクが極めて高く、(出典:国土交通省『ブロック塀等の安全対策について』)でもその危険性と、専門家による点検の重要性が厳しく指摘されています。

この独立基礎工事は、職人さんが手作業で穴を掘り、残土を処分し、生コンクリートを流し込むため非常に手間がかかり、全体の施工費用を押し上げる最大の要因(見えないコスト)となります。しかし、台風などの強風でフェンスが倒れてお隣の車を傷つけてしまったり、通行人に怪我をさせてしまうような大事故を防ぐためには、絶対に予算をケチってはいけない部分です。お住まいの地域の地盤の固さや、必要な基礎の大きさ(風速基準に基づく計算)は各ご家庭の立地条件によって全く異なるため、安全に関する最終的な判断は、必ず現地調査を行ったプロの専門家(外構施工業者)にご相談くださいね。

選択肢の少なさと経年退色のリスクへの真意

お庭の細部までデザインや家の外観(ファサード)に徹底的にこだわりたい方にとって、プラドフェンスのカラーバリエーションが他社製品と比べて少ないことは、コーディネートの自由度を下げる明確なデメリットに感じられるかもしれません。他社の中には、サッシの色に合わせて10色以上も微妙なグラデーションで展開しているメーカーもある中で、プラドフェンスは基本ラインナップとしては、オークブラック、ウォルナットブラウン、アンティークグレイ、シルクアイボリーなど、厳選された数色しか用意されていません。

選択肢を絞ることで得られる圧倒的メリット

でも、これにはちゃんとした理由と、メーカーの強い真意があります。色数を無数に増やせば、メーカー側はそれだけ多くの種類の色ごとの在庫を広大な倉庫に抱えなければならず、製造ラインの切り替えも複雑になり、不良品の発生リスクも高まります。結果としてそれらのコストは「製品価格の大幅な値上げ」として、最終的に消費者の見積もりに跳ね返ってきます。グローベンは色数をあえて最小限に絞り込むことで、製造コストや在庫管理費を大幅にカットし、あの「他社の同等品より1割安い」という、圧倒的なコストパフォーマンスを維持しているんです。

また、先ほども触れた「経年退色」のリスクについても、少し見方を変えてみましょう。濃い色は長年の紫外線で色が少し薄くなるリスクが目立ちやすいですが、プラドフェンスに用意されている色は、どれも日本の一般的な住宅(純和風、シンプルモダン、南欧風など)のサッシや外壁にスッと馴染みやすい、非常に綿密に計算されたベーシックなカラーばかりです。

数年経って少し色が落ち、ギラギラした感じが消えてマットな質感が増した姿は、まるで長年使い込んだ上質な革製品やヴィンテージデニムのように、お庭のグリーン(植栽)と見事に調和してくれます。選択肢が少ないことは、逆に言えば「どれを選んでも失敗しにくく、悪目立ちしない間違いのない色が最初から厳選されている」とポジティブに捉えることができるのではないでしょうか。色で迷う時間を減らし、その分、フェンスの内側に植える植物選びに時間をかける方が、庭づくりはもっと楽しくなりますよ。

紫外線で少しずつ色が変化し上質な革製品のように庭の風景に馴染んでいくプラドフェンス

許容できるグローベンのプラドフェンスのデメリット

ここまで、グローベンのプラドフェンスが抱えるデメリットについて、かなり深く、色々な角度からお話ししてきました。板自体にずっしりとした重量があって頑丈な基礎工事が必要だったり、DIYでの安易な施工を拒むような厳格なクリアランス要件(ミリ単位の下穴加工や熱を逃がすための10mmの隙間)があったり、カタログを開いた時のカラーの選択肢が少なかったり、長年の紫外線によるダメージで少しずつ色が薄くなる退色リスクがあったりと、導入前に知っておくべき注意点は確かに存在します。

しかし、これまでの解説でお分かりいただけた通り、これらのデメリットは決して製品の手抜きや欠陥ではありません。すべては、過去の初期の樹脂フェンスが抱えていた「夏の熱で激しく反り返り、冬の寒さでバキバキに割れてしまう」という致命的なクレームを根本から克服するための「構造強化(厚みと重量の増加)」や、「品質を一切落とさずに価格を安く抑えるため」の企業努力(色数の絞り込み)の裏返しとして生じた、いわば物理的・経済的な必然のトレードオフなのです。

事前にこれらの物理的な特性や施工のルールをしっかりと理解し、DIYで安く済ませようとせず、信頼できるプロの専門業者さんに適切な強度の基礎と正確な施工を依頼すれば、これらのデメリットは十分にコントロール可能であり、十分に許容できるものばかりです。ハウスメーカー経由ではなく分離発注で初期費用や中間マージンを賢く抑えつつ、毎週末の面倒なペンキ塗りや防腐処理というメンテナンス地獄から解放されるプラドフェンスは、忙しい現代人のライフスタイルに合わせたお庭づくりの「最適解」の一つだと僕は確信しています。

後悔のないお庭づくり、そして心からリラックスできる理想のエクステリア空間を実現するために、ぜひこの記事の情報を役立ててみてくださいね。皆さんの観葉植物やガーデニングのある暮らしが、美しい木目調のフェンス越しに差し込む柔らかな光とともに、より豊かで楽しいものになることを心から願っています。

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