シマトネリコって、小さな葉っぱが風に揺れておしゃれな庭木ですよね。

新築のシンボルツリーとして検討しているあなたも多いはずです。

外構の打ち合わせでハウスメーカーからおすすめされることも多い木です。

でも、ネットで検索すると「シマトネリコ 植えてはいけない」と出てきます。

これを見てしまうと、せっかく気に入っていたのに不安になりますよね。

休日の朝、庭に出て見上げた我が家のシマトネリコは2階の窓に届く勢いでした。

ため息をつきながら、物置からアルミの脚立を引きずり出します。

首にタオルを巻き、ハサミを握って枝に手を伸ばしました。

バチン、バチンと最初は順調に切り進めます。

しかし、幹に近い枝は親指より太くてハサミが全く入りません。

ノコギリに持ち替え、汗だくになりながらギコギコと引します。

顔に細かい葉や木くずがパラパラと落ちてきました。

足元には、あっという間に切り落とした枝葉の山ができます。

用意した45リットルのゴミ袋は、数本の枝を入れただけでパンパンに。

「嘘でしょ、これ何袋いるの…?」

終わりの見えない作業に、私は立ち尽くすしかありませんでした。

「絶対に庭に植えてはいけない木ランキング」でも常に上位のシマトネリコ。

知らずに地植えしてしまい、管理の難しさから後悔する家庭が後を絶ちません。

新築でお庭づくりを計画しているなら、事前の情報収集が大切です。

外構打ち合わせの前に、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

新築で優秀な担当者と庭づくりを成功させる秘訣を見る

この記事では、なぜ植えてはいけないと言われるのか本当の理由を解説します。

10年後に起こり得るリスクや、上手に付き合う対策もお伝えしますよ。

シマトネリコを植える前に知っておきたい基本情報

項目内容
和名シマトネリコ(島十練子)
科名・属名モクセイ科(Oleaceae)トネリコ属
学名Fraxinus griffithii C.B.Cl
生活型常緑高木、半常緑高木
新人ガーデナー ミドリ
新人ガーデナー ミドリ
シマトネリコって見た目もオシャレで人気があるのに、「植えてはいけない木」って言われるのはどうしてなの?

ナビ猫モモ
ナビ猫モモ
確かにシンボルツリーとして人気だけど、実は成長が速すぎて管理が大変だったり、根が広がって建物に悪影響を与えることがあるんだニャ!

シマトネリコを「植えてはいけない」と言われる5つの理由

シマトネリコを植えてはいけない理由と庭木管理のポイントを解説

迷惑がられる理由は「外構設備をも脅かす圧倒的な生命力」にあります。

元気なのは良いことですが、一般的なお庭のサイズには少し元気すぎるんです。

具体的にどんな問題が起きるのか、一つずつ見ていきましょう。

1. 成長スピードが異常に速く、剪定地獄になる

最大の短所は、その成長の速さです。

お住まいの地域の日当たりや環境によっては、年間1メートル以上も伸びることがあります。

シマトネリコは切っても新しい枝が横から勢いよく吹き出してきます。

少し目を離すとジャングルのように巨大化し、枝が密集してしまいます。

日当たりや風通しが悪くなり、毛虫などの害虫が大量発生する原因にも。

防ぐためには、最低でも年に2〜3回は脚立に登る剪定作業が必須です。

せっかくの休日がお手入れで潰れてしまうのは、覚悟しておきたいですね。

2. 強力な根が家やコンクリートに影響する

実は見えている枝葉より、地中の根っこの方が厄介という声も多いです。

シマトネリコは地中で太く強靭な根を広範囲に張っていきます。

お家の近くに植えると、成長した根が既存のひびや隙間に入り込んで広げ、コンクリートやブロックに影響を与えることがあります。

地中の排水管などのわずかな隙間に細い根が侵入し、管の中で太くなることもあります。

インフラ設備を詰まらせるトラブルも実際に報告されているんです。

後からの修繕費を考えると本当にゾッとしますよね。

3. 大量の落ち葉と花がらで掃除の手間が増える

「常緑樹だから冬でも落ち葉の掃除はいらない」と思うかもしれません。

実はこれ、お庭づくりでよくある大きな勘違いです。

季節の変わり目には新しい葉と入れ替わり、古い葉が一気に落ちます。

さらに厄介なのが、初夏に咲く小さな白い花のあとに落ちる「花がら」です。

雪のように大量に降り積もり、玄関周りや駐車場が常に汚れてしまいます。

毎日のようにほうきで掃くハメになります。

雨どいに詰まれば、雨水が溢れて外壁を傷める原因にもなります。

4. 枝の越境による近隣トラブル

成長が早いと、枝葉がお隣さんの敷地にまで簡単に伸びてしまいます。

境界線を越えてカーポートの屋根や外壁に擦れて傷をつけてしまうことも。

お隣さんの庭に大量の落ち葉や花がらを撒き散らしてしまうリスクもあります。

ご近所付き合いは毎日のことですから、気まずくなるのは避けたいですよね。

電線に接触しそうになってハラハラすることもあります。

5. 【要注意】猫を飼っている家庭は口にしないよう配慮を

猫ちゃんを飼っているご家庭や、野良猫ちゃんが遊びに来るお庭は少し気配りをしておきたいところです。

シマトネリコの猫への影響と注意点

シマトネリコは猫への安全性について十分な情報がある植物ではありません。葉や枝をかじることで体調を崩す可能性もあるため、猫が口にしないよう注意しましょう。

お庭に出る猫がいるお家はもちろんですが、剪定したおしゃれな枝をインテリアとして室内に飾るのも避けた方が安心ですよ。

放置するとどうなる?10年後の悲惨な末路

庭で巨大化したシマトネリコ

「ちょっとくらい剪定をサボっても大丈夫」と思っていませんか?

適切な管理をしないまま10年が経過したらどうなるか、想像してみてください。

放っておくと樹高が7〜10メートルにまで達してしまうことがあります。

2〜3階建ての家の屋根に届くほどの高さです。

こうなると、一般的な脚立を使ったDIYでの剪定はほぼ不可能です。

バランスを崩して転落する危険があります。

いざ伐採しようと思っても、重機を使った大規模な工事が必要になります。

数十万円という莫大な費用がかかってしまうケースも少なくありません。

高くなりすぎた場合は無理せずプロに頼む

「もう自分では手が届かない高さになってしまった」と悩んでいませんか?

素人がノコギリを使って大怪我をしたり、切った枝でお隣の屋根を壊すことも。

無理して自力で何とかしようとせず、プロの業者へ依頼するのが一番安全です。

自力での高所剪定は落下による大怪我のリスクが常に付きまといます。

まずは無料の出張見積もりで管理相場を知るだけでも大丈夫です。

上場企業が運営するプロなら、後から追加料金が勝手に発生する心配もありません。

庭木1本2,890円〜という低価格で、危険な作業も綺麗に整えてもらえますよ。

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庭木1本からプロにおまかせ【剪定110番】

※エリアや木の状況によっては、別途出張費(3,000円)が必要になる場合もあります。

すでに植えた人・これから迎える人のための安全対策

シマトネリコの鉢植え管理

ちょっと怖いことばかり書いてしまいましたが、シマトネリコは悪い木ではありません。

サイズさえコントロールできれば、さらさらと涼しげな木陰を作ってくれる素敵な植物です。

被害を出さずに美しさを楽しむための安全対策をご紹介します。

これから買うなら絶対に「鉢植え」一択!

これから新しくお迎えしたいなら、地植えではなく「鉢植え」が鉄則です。

限られたスペースに根を閉じ込めることで、木が巨大化するのを防げます。

最初は直径30cmくらいの鉢からスタートします。

2〜3年ごとに一回り大きな鉢に植え替えましょう。

その時、鉢の中でぐるぐる巻きになった古い根をハサミで少しカットします。

これで、お家やテラスにちょうどいいサイズ感を長くキープできますよ。

落ち葉掃除と雑草対策をセットで行う

すでに地植えしている場合は、とにかくこまめなお掃除が命になります。

落ちた花がらや古い落ち葉を放置すると、害虫の温床になってしまいます。

まずは100均の雑草ブラシなどで、隙間の雑草と一緒に綺麗にお掃除しましょう。

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地面を綺麗にお掃除したあとは、防草シートの活用がおすすめです。

毎週草むしりを頑張っても、数日後には生えてくる雑草には限界がありますよね。

でも、一度地面を綺麗にしたあとにこのシートを敷くだけなら簡単です。

大がかりな工事を業者に頼まなくても、DIYで実践できますよ。

面倒な草むしりから解放され、長期間しつこい雑草をシャットアウトしてくれます。

落ち葉が落ちてもササッと掃だけで掃除が終わります。

しつこい雑草を防ぐ!おすすめの防草シートはこちら

周辺の植物の不調や土壌環境をケアする

地植えの強靭な根っこは、土の中の栄養や水分を周囲から奪ってしまいます。

近くに植えている他のお花が枯れやすくなるなどの不調が起きることがあります。

土の栄養が不足した植物を、自力で復活させるのはなかなか難しいですよね。

いつもの水やり代わりにプランターの土にサッと与えるだけなら手軽です。

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便利な1Lのお試しサイズもあるので、初心者さんでも安心ですよ。

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シマトネリコの代わりにおすすめの庭木4選

「シマトネリコのおしゃれな雰囲気は好きだけど、やっぱり管理が大変そうだから諦めようかな…」と思っているあなたへ。

お庭のスペースやお手入れの手間を減らしつつ、同じように爽やかで美しい景観を作ってくれる、おすすめの代替ツリーを4つご紹介しますね。どれも日本の住宅事情に馴染みやすくて人気がある木ばかりですよ。

1. ソヨゴ(常緑樹)

優しく波打つ美しい葉っぱが特徴で、風が吹くと「サラサラ」と心地よい音を立ててそよぐことからその名がついた木です。シマトネリコと同じ常緑樹なので冬でもお庭が寂しくなりません。

何より嬉しいのが、成長スピードがとっても緩やかなこと。1年に伸びる量が少ないので、頻繁に剪定をしなくても美しい樹形を長くキープしてくれます。秋には可愛い赤い実をつけるのも(雌株のみ)お庭のアクセントになって素敵ですよ。

2. 常緑ヤマボウシ(常緑樹)

一般的なヤマボウシは冬に葉を落とす落葉樹ですが、こちらの「常緑ヤマボウシ」なら一年中爽やかな緑を楽しめます。シマトネリコのような涼しげな葉の雰囲気を持っています。

初夏になると、まるで白い花が咲いたように見える美しい総苞片(そうほうへん)がお庭をパッと明るく彩ってくれます。シマトネリコほど巨大化しにくく、初心者さんでも比較的コントロールしやすいサイズに収まるのでシンボルツリーにぴったりです。

3. オリーブ(常緑樹)

洋風のお家や、ナチュラルモダンな外構に抜群に映えるのがオリーブの木です。シルバーがかったグリーンの葉っぱがとってもおしゃれで、インテリアグリーンとしてもお馴染みですよね。

乾燥に強くてタフな性質なので、お水やりの手間があまりかかりません。異なる品種を近くに2本以上植えておくと、秋に可愛いオリーブの実が実ることもあるので、お庭で育てるワクワク感も味わえますよ。

4. フェイジョア(常緑樹)

ちょっと珍しくておしゃれな庭木を探しているなら、フェイジョアがすごくおすすめです。葉の表は鮮やかな緑色ですが、裏側が綺麗なシルバーホワイトになっていて、風が吹くと表情が変わるのがとっても魅力的。

エキゾチックで可愛い花を咲かせたあとには、南国風の甘くて美味しい果実を実らせてくれます。病害虫に強くて成長も比較的コンパクトに収まるため、狭いお庭でも安心して地植えできる優秀な庭木ですよ。

10年後を見据えたお庭のトータル管理アドバイス

シマトネリコを地植えで育てる場合は、お庭全体の防犯や動線もセットで考えましょう。

お庭の管理やしつこい雑草対策など、まるごと解決したい方はこちらもどうぞ。

【決定版】理想のボタニカルライフを叶える庭&ガレージ完全ガイド

まとめ:特徴を知ればシマトネリコは怖くない!

植えてはいけないと言われるのは、一部の地域や環境での成長スピードの速さと、強靭な根が隙間を広げてしまうリスクが原因でした。

日々の剪定や大量の落ち葉掃除の難しさ、猫ちゃんへの安全性についての情報不足にも注意が必要です。

  • これからお家に植えるあなたへ:地植えの誘惑をぐっと堪えて、必ず「鉢植え」にして根の広がりをコントロールしましょう。もし地植えが不安なら、先ほど紹介したソヨゴなどの扱いやすい木を検討するのも手ですよ。
  • すでに地植えしているあなたへ:近隣トラブルを防ぐためにも年に数回の剪定を徹底し、もし「もう自力では高すぎて切れない!」と思ったら、怪我をする前に迷わずプロの業者に依頼して安全に管理しましょう。

シマトネリコは決して悪い木ではありません。

日本の温暖な地域では、とても勢いよく育つため、一般的な住宅の庭では管理が追いつかなくなることがあります。

植物としての特性を理解して、無理のない素敵な付き合い方を見つけてくださいね。

植物を育てる前に、その品種の成長スピードを調べておくべきだったと反省しています。

植物のお世話中って、本当に油断しがちなんですよね。

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